Author:曹汰 「意思表示」の仕方について、少し考察してみました。 ここでは意思なき人のことは置いといて。 意思ある人々の意思表示の仕方には、様々な方法があると思ってます。 個人的には、協会会長である川淵氏への一番効果的な意思表示の方法は、彼の性格や特質上マスメディアが取り上げることが一番だと思っています。 しかし、残念ながら代表チームを運営統括する日本サッカー協会への意見具申(中でも会長批判)は、彼らにとってはそう簡単にできるものではない(笑)それこそ死活問題に直結するわけです。 現実は、協会(川淵会長)の異常ともいえる報道管理統制がある故に一般市井の者が声を上げざるをえないわけです。 ■機能不全に陥ったワンマン運営 年間160億円以上の収入を誇るほどの組織内には普通であれば独立した監査(評価)部隊がいたり、もしくは健全な批判勢力がキチンと存在します。そのことで円滑で永続的な組織運営ができていくと思います。 もちろん中小の私企業や同族会社、またはワンマン企業は例外としても、社会性を帯びた組織や上場企業のいずれもが、それらチェック機能を果たしながら組織運営をしているわけです。 しかし残念ながら、日本サッカー界の上部構造の一連の流れや川淵氏のこの4年間の動向を見る限り、それらは完全に機能不全に陥っていると言って良いと思います。 その結果としてドイツWCでの惨敗にも繋がることは、このBLOGのケット・シーさんはじめ多くの論客の「辞任を求める」コラムを見て頂くことで明らかなことだと思います。 さて、それら組織として機能していないように見える日本サッカー協会上層部への意思表示は、それこそ粘る強くあらゆる手段を使って行っていく必要があると思います。 ■意思表示の方法 1.手紙を出す 川淵氏は市民やファンからの手紙は必ず目を通すと聞いています。またおしゃべり好きな彼は手紙好きとも聞いています。私の知り合いにも彼から自筆の返事がきて感銘を受けた者がいますが(笑)自分自身も今回の件で日本サッカー協会会長宛てへ手紙は出しました。 2.メールを出す メールは、協会関係先だけでなく「意思表示」しているサイトをメディア宛てに紹介することも効果的なのではないかと思います。ファンやサポーターの購買によって成立しているメディアへ読者の声を知らしめることは大事なことですし、彼らが間接的に取り上げてくれたらしめたものです。 3.ネットでの運動 このBLOGにあるバナーを貼って意思表示することや、同じ方向を向いた人々が互いにリンクを張っていくのもムーブメントを拡大増殖させるひとつの方法でしょうか。 やや身内びいきになりますが、今回の動くバナーは海外の友人の労作ともいえるもので作品としても素晴らしいものができました。 意思ある皆さまには是非とも使っていただきたいものです。 4.競技場にて どうやら競技場での表現は制限されているようなので、横断幕やゲーフラなどは競技場外で使用するしかないわけですが。特に代表ゲームの時などに象徴的なデザインをプリントしたTシャツを作って着用することはありでしょうか。 競技場では「ブーイング」やある種のまとまった「コール」は非常に効果的だと思います。 これにはあらかじめタイミングや内容を取り決めしておくと良いでしょう。 5.デモ 全共闘世代である私は頻繁にデモには参加しました。それこそ「破防法」が施行される以前にはゲバ棒持参にヘルメットで。催涙ガスや放水車の放水を浴びせられながらが日常でした。 今回のようなデモは社会転覆や権力交代要求のような政治的な内容を帯びていませんし、具体的で過激な要求もありません。 そういう意味では一部で反対論者が必死になって論陣を張るほどのものではなく実に可愛いものであるわけです。 デモは、力もない名もない人々のひとつの示威行動としては、(メディアのネタになりやすいし)効果的です。 もちろんひとつは自己満足(自己昇華)の為でもあるわけですが。 自分も参加したいと思っていますが、できれば楽しく自分自身をネタにしながら行うデモは意思表示のひとつとして大いにやった方がいいと思います。 ただ実施者がこころがけるべきは、 ・主催者として当日は道路交通法など法律を守る努力をすること。 ・事前に通信社をはじめあらゆるマスコミ各社に通知すること。女性誌を含む雑誌社にも。 ・それとデモ後の取材の受付も主催者としては受けるべきでしょう。 ようは人数を集めることには余り執着せず法律の範囲内でより効果的なデモにしていくことでしょうか。 6.意見広告 スポ新や大新聞に意見広告を出すことは大変な資金が必要になってきます。 先日、最近何かと批判の多いエルゴラッソへ問い合わせてみました。 サッカー専門紙へ、サポーターやファンが意見広告することは一度試してみてもいいのではないかと思ったからです。 エルゴラ編集部によるとある程度の規制はあるようですが、下記のような返事をもらいました。 【エルゴラの場合】 ・広告料 裏表紙の場合:120万円 中ページの場合:80万円(カラー) 60万円(モノクロ) ・その内容について、以下の項目に抵触すると広告お断りとなるようです。 ①責任の所在が明らかでないと判断される ②内容及びその目的が不明確 ③広告内容に虚偽があるか、または誤認・錯誤されるおそれがある ④公正・客観的な根拠なく最大級・絶対的表現を使用している ⑤その時々に施行されている各関係法規、・条例・業界規制等に違反する内容 ⑥その他、メディアの品位を損なうと判断される広告 *費用はカンパなどで賄うとして、考慮すべき題材ではあると思いますので、この件でご意見がある方(できればご賛同頂ける方)はトラバ頂けますと幸いです。
by byebyecaptain
| 2006-08-07 01:00
| ☆辞任要求エントリー
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