Author:曹汰 ■荒野に風は吹いているか。7月21日のオシムさんの日本代表監督就任によって風向きは変わった、ように見える。 WCの惨敗後にはただ焼け野原だけが眼前に広がり、焼け跡にはペンペン草さえも生えてはいない。 新緑の匂いさえ遠く山の向こう。 そして風を読むことに敏な川淵氏は誰にも一息もつかせぬまま瞬時に手を打った。 そこに会長としての謙虚さも、サッカー人としての真摯さも消えうせていた。 第一、彼は「失言」などしちゃあいない。 自らの火の粉を振り払うがためにオシムさんを使っただけなのだ。 ボクらの黄金世代の4年間が台無しになろうが関係ない。 Jリーグのクラブの一つがどんなことになろうと。 今となっては自らの立場や地位こそが彼にとっては一大事。 代表チームの利権を一手に握り、この火の粉がほとぼり冷めたらオシムさんの首だってどうなるものか。 そこに取り囲み群がるサッカージャーナリストとスポーツメディア。お側に仕える腰巾着女史。 自らの食い扶持やネタさえあれば。 今となってはオシムさんの一挙手一投足を固唾を呑んで見守っている。 風は、確かに川淵さんにとって順風のようだ。 しかし。 声なき声の人々の足音とメッセージが、地平の彼方まで増殖を始めている。 ■失われし4年間。 全ては彼のひと言から始まった。 技術委員会の提案・上申なんて糞食らえ。 そして取り戻せぬ4年間を振り返ろうともせず。 「サッカーの長い歴史にはこういうこともある。」 「要は選手が『自由』を噛み砕いて理解できなかった。」 日本サッカー協会会長としての川淵さんの軽さ、品位の無さ。 出たがり。自己顕示欲。思慮の浅さ。 傲慢さ。「けじめ」の無さ。 そして後生大事にトルシエアレルギー。 果ては「協会の仕事や会長の仕事は、『代表』だけではない。」と。 だが現実は代表あっての協会でしかない。代表なくして協会なし。 代表は今や金づる。最優先すべきは集金・興行。 ■プロジェクトは終わった 自らしゃしゃり出たプロジェクトが終われば、リーダーは総括・反省し次代への指針を打ち出すべし。 プロジェクトの失敗はどんな世界でもリーダーの責任。 そして総括は(いつものように)自らの言葉で。 そして過去の問題点を分析・対策し、未来への課題打ち出し、皆(理事)で選んだ次のリーダーにバトン。 「辞めることがすべてではない。」とは見苦しいし聞き苦しい。 メディアへの懐柔・恫喝・圧力。キムジョンイル張りの強権はやがて腐敗と組織崩壊。 彼はどんなことがあっても居座ろうとすることだろう。 しかし。ボクらの声だけは届けねばなるまい。 これまでの4年間と同じような状況はもうたくさん!だと。 ■Good Bye !川淵さん ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・会長就任以来、独断専行の川淵氏に、何らかの「意思表示を!」 ・晩節を汚そうとしている川淵氏に、何らかの「意思表示を!」 ・自ら創設に奔走したはずのJクラブの中の名門の一つを無視し混乱させた川淵氏に、何らかの「意思表示を!」 ・配下組織の提言を無視し、ビジョン無き代表チームとした結果責任さえ取ろうとしない川淵氏に、何らかの「意思表示を!」 ・本来あるべき代表チーム強化を”興業”化し、集金ゲームとしている川淵氏に「意思表示を!」 ・サッカーを食い物にする大手広告代理店を益々助長させる川渕氏に「意思表示を!」 ・圧力と恫喝でモノ言わせぬ取り巻き社会を作ろうとしている川渕氏に「意思表示を!」 ・自らの小遣い稼ぎの為に個人事務所を使い公私混同している川淵氏に「意思表示を!」 ・誰が考えても代表監督の器でないジーコを神棚から引き釣り降ろし、晒し者にした川淵氏に「意思表示を!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そして、 「Good Bye! 川淵さん。」
by byebyecaptain
| 2006-12-31 23:55
| ☆巻頭言Good Bye!川淵さん。
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